三菱カーバイドの特性(超硬丸棒)
Co量と硬さ
Co量と硬さ
Co量と抗折力
Co量と抗折力
硬さと抗折力
硬さと抗折力
硬さと破壊靭性
硬さと破壊靭性
強度
超硬合金の曲げ強さ(抗折力)試験方法:CIS 026(JIS R 1601,ISO 3327)

超硬合金の強度は、3点曲げによる抗折力(TRS)試験により測定されます。抗折力の値は材種の強度の目安とされます。また,抗折力試験は品質の目安にもなります。超硬合金は比較的脆い材料であるため、強度は材料固有の欠陥や欠陥の量に強く影響されます。従って、抗折力の平均値とバラツキはその材料の性能と品質の指標となります。超硬合金の抗折力は金属結合相量とある程度の相関があり、結合相に比例して増大する傾向があります。
硬さ
ビッカース硬さ試験方法:JIS Z 2244(ISO 3878)
超硬合金のロックウエルA硬さ試験方法:CIS027(JIS Z 2245,ISO 3738)

超硬合金の硬さは、一般的にロックウェル硬度計Aスケールで測定され、HRAで表示されます。硬さは工具の耐摩耗性の目安とされます。一般に硬い材種ほど切刃の耐摩耗性に優れ、工具寿命は長くなります。超硬合金の硬さはコバルト結合相量が少ないほど、またWC粒度が小さいほど増大する傾向があります。
靭性
ファインセラミックスの破壊靭性試験方法:JIS R 1607

超硬合金の靭性値は一般にインデンテーション法(IF法)によって評価され、臨界応力拡大係数K1Cとして表されます。超硬合金の破壊靭性値は、結合相量の増加とともに、WC粒度の粗粒化とともに増大する傾向があります。
密度(比重)
超硬合金の密度測定法:CIS 028(ISO 3369)

比重測定は、超硬合金の成分が適正であることを確認するため行われています。通常、比重は金属結合相量の増加にともなって、減少します。
有孔度
超硬合金の有孔度分類標準:CIS 006B

金属顕微鏡を使用して鏡面研摩仕上げを行った後、合金の内部組織観察が行われます。マイクロな巣、マクロな巣、遊離炭素の存在有無の判定を、それぞれ“A”、“B”、“C” の表記により行っています。
合金組織
均一なWC粒径分布を有した均質な組織が理想的な合金組織であって、合金組織において、粗大化したWC粒子の存在は、折損等の異常損傷の原因となり工具寿命の低下につながります。